第23回三重脳卒中ホットライン

第23回三重脳卒中ホットラインが開催されました.

症例提示として,6ヵ月の経過で進行した頚部頚動脈狭窄症,当院における急性期主幹動脈閉塞症に対する血管内治療,減圧開頭術後を行い直接作用型経口抗凝固療法開始後に発症した出血性脳梗塞などが発表されました.

頚部頚動脈狭窄症で内科的治療が選択された場合,どれくらいの期間で経過観察すればよいか?を示した研究はありませんが,今後はMRIプラークイメージなどを参考にみていく必要があります.急性期主幹動脈閉塞症では,最近の研究報告では,従来のIV-tPA単独と比較すると機能予後が改善することが示されています.4.5時間以内の治療が間に合わない場合でも,適応症例には積極的な治療を行っていきます.近年の報告では出血性梗塞は25%前後に発症するといわれていますが,心原性脳塞栓症発症後いつ開始するか?については明確な答えは出ていません.これまでの報告では発症後4-5日で開始するとするものがありますが,出血性梗塞は2週間以内の発症が多いとも報告されています.今後の検討課題です.

特別口演では,当センター循環器内科の田中淳子先生に「循環器医が考える脳梗塞対策」について講演していただきました.とても複雑になってきた抗凝固療法について丁寧に理論的に教えていただきました.“NOACは既製品で,ワーファリンはオーダーメードな治療薬”という言葉がとても心に響いています.真摯に考えておられる先生だからこそでてくる内容だと思います.

たくさんの先生方から叱咤激励をうけ,感謝しています.これからも”きめ細やかな配慮と理詰めの治療で,地域の病院で,日本の標準的治療を,平均点以上の成績で実現する”ことができるようスタッフ一同頑張ります!


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